保育園
子どもの声
発表会の時、男の子と女の子で、クマとウサギに役が分かれていたのがイヤだった
恐竜やミニカーで遊んでいたら「男の子みたい」と言われた
保護者の声
ご近所にカミングアウトしていなかったので、行政の人(民生委員)の家庭訪問の時に緊張した
子どもに何かあると、まず父親でなく母親に連絡がくる慣習になっていてモヤモヤする…
保育園の申込書で家族の欄があって、どう書けばいいのか困った
嬉しかったこと
保育士の方に事情を話したら、同性のパートナーを保護者の一人と扱ってくれるようになった
子どものスモッグの色が男女で違っていたが、意見を出したら黄色に統一してくれた
私たちの調査では、物心ついた時から、女の子だから・男の子だから、という周囲の決めつけに悲しい思いをしている子が沢山いました。いろいろな子どもや家族がいるということをまず知っていただければと思います。
幼稚園
子どもの声
童話のお姫様が自分にはまったく理解できず、「なんでいつも王子様を待ってるの?」と聞いたら怒られた
お気に入りの青のTシャツを着ていたら、周りの子から「男の子みたいでヘン」と言われて泣きたくなった
保護者の声
テレビや絵本に母親・父親がセットで出てくると、少し胸が痛む
園行事で、母親だけが料理の担当になる
嬉しかったこと
女の子でも勇者役をやらせてもらえた
男の子向け、女の子向けにかかわらず、自分の好きなおもちゃで遊ばせてもらえた
おすすめ♥ブックス
「たまごちゃん、たびにでる」
著者:フランチェスカ パルディ
イラスト:フランチェスコ トゥーリオ・アルタン
翻訳:ドリアーノ スリス、おおにし よしみ
出版:イタリア会館出版部 (2013)
「じぶんをいきるためのるーる。」
著者:ippo.
出版:解放出版社 (2015)
「王さまと王さま」
著者:リンダ ハーン、スターン ナイランド
翻訳:アンドレア ゲルマー、眞野 豊
出版:ポット出版 (2015)
「マチルダとふたりのパパ」
著/文:メル・エリオット
翻訳:三辺 律子
発行:岩崎書店 (2019)