にじいろ子育て手帳

小学校

子どもの声

スクール水着が本当に嫌だった

ショートカットにしていたら「オトコオンナ」と言われた

男女別のトイレに他の子と行きたくなくて、ずっと我慢していた

作文で「わたし」と書きたくなくて「自分」と書いたら先生に直された

アニメの少女戦士ものが好きなことがバレて「男のくせに」と笑われた

ランドセルの色、好きな色でいいと言われたのに、青を選んだら水色にしておくよう親から説得された

保護者の声

習字や裁縫道具のデザインとか、未だに男女で分かれていることが沢山あって驚く…

子どもが自分で好きな格好をするのを応援したいのに、周囲から「もっと女らしい服じゃないとかわいそう」とか、あれこれ言われる…

嬉しかったこと

サッカーをやりたいと言ったら、男子チームに混ぜてくれた

「〇〇ちゃん」と呼ばれるのが嫌だと先生に言ったら、全員「〇〇さん」と呼んでくれるようになった

祖父母が買ってくれる服がヒラヒラしていて苦手だったが、親は好きな服を着せてくれた

おすすめ♥ブックス

「くまのトーマスはおんなのこ」

くまのトーマスはおんなのこ

著者:ジェシカ ウォルトン
イラスト:ドゥーガル マクファーソン
翻訳:かわむら あさこ
発行:ポット出版プラス (2016)

「ふたりママの家で」

ふたりママの家で

著者、イラスト:パトリシア・ポラッコ
翻訳:中川 亜紀子
発行:サウザンブックス社 (2018)

「放浪息子」

放浪息子

著者:志村貴子
発行:KADOKAWA(2003)

中学校

子どもの声

自分は他の人と違うと気づいてから、人からどう見えるのかばかり気にするようになった

ギリシア神話など、同性愛のことが書いてある本を図書館で探しては、こっそり読んだ

異性の友だちと遊んでいたら、周囲からからかわれるようになって遊べなくなってしまった

教職員の声

教職員にも当事者がいる。自分は校長には話しているが、PTAや教育委員会には伝えていないため、教室で話しにくく、もどかしい。

嬉しかったこと

制服のスカートが嫌だと先生に伝えたら、体操着で通えるようになった

LGBTQの話がドラマになっていて、親が涙を浮かべて観ていた

私たちの調査では、小学校高学年から中学校がもっともシンドかったと回答しているLGBTQの人が多いです。第二次性徴、恋愛の話題、限られた人間関係、いじめ…当事者に「一人じゃないよ」と伝える必要があります。

おすすめ♥ブックス

「思春期サバイバル 〜10代の時って考えることが多くなる気がするわけ。」

思春期サバイバル 〜10代の時って考えることが多くなる気がするわけ。

著者:ここから探検隊
発行:はるか書房 (2013)

「弟の夫」

弟の夫

著者:田亀源五郎
発行:双葉社(2015)